Steam版・Nintendo Switch版
好評配信中!
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同居人の裏の顔を暴け!
選択肢で『受け』『攻め』が決まる
攻守自由型ストーリー
海外32カ国で好評配信中のBLノベルゲーム「僕と彼の危険な同居生活」。
あなたは日本人の青年「陽向」となり、魅力的な男性達とルームシェアしながら様々な恋愛を楽しめます。
選択肢によって受け/攻めでシナリオやイベントスチルに変化が起こります。最終的に、男らしい彼を組み敷くか、身を委ねるかはあなた次第!
「ライトにBLを楽しみたい!」「男性同士の友情っぽいドキドキを味わいたい!」という方におすすめのタイトルです。
課金シナリオやエクストラシナリオも完全収録!美麗スチルがいつでも見られる!
アレン「泣くな」
アレンの指先が僕の涙を拭ってくれた。
アレン「お前はどうしてそんなに臆病なんだ? それに、どうしてそんなにも真っ直ぐなんだ」
陽向「…………?」
とても切なげな眼差しで、アレンがじっと僕を見つめる。
アレン「どうしてだろうな……」
アレン「お前のことになると、心が乱れる。いつものようにいられない」
僕の頬に触れるアレンの指先が、ほんの少しだけ震えていることに気がついた。
(アレン……?)
いつも強くて、僕なんかよりもうんと格好いいこの人が……
何かに怯えるみたいに、手を震わせている。
さっきまでシェアハウスで話していたアレンのことを思い出す。
(アレンは僕を騙してるって……僕に隠してることがあるんだって……)
(チャドさんはそう言ってたけど、でも……)
(今のアレンは嘘じゃない)
(それに、僕に見せてくれてた顔は、きっと……全部本物だったよ)
なぜだかそう確信できて、ゆっくりと涙が引いていく。
アレン「お前を見ていると、胸が痛い……。お前が泣くと……もっと、胸が痛い……」
ブラッドを抱き締めたまま、とつとつと、なだめるように説得するように話を進める。
ブラッドの体は、僕とは違って男らしくてゴツゴツしていた。
それなのに、心の中はすごくデリケートなんだなって感じると、より一層、切なさは増す。
ブラッド「けど、みんなが警察に捕まっちまったら……オレ、仲間を売るような真似、したくねえよ……」
陽向「売るわけじゃありませんよ。助けるんです」
陽向「ブラッドの仲間、家族を含め、たくさんの人を助けるために、立ち向かうんですよ」
陽向「僕も……手伝いますから」
ブラッド「陽向…………」
ブラッドが、ぎゅうっと僕の体を抱き締めた。
ブラッドに抱き締められると、骨が砕けてしまいそうなくらいに苦しい。
だけどそれが……嬉しくもある。
ブラッド「くくっ……何でオレって、お前の前だと、いつも情けねえんだろ……」
ブラッド「いつものブラッド様は、どこ行った……ってな」
陽向「え……? チャドさん……?」
驚きから目を一杯に開いて、チャドさんの顔を見た。
しかし当の本人は、ただ柔らかな笑みを浮かべて僕の髪をそっと指で梳くだけ。
チャド「恥ずかしがっているんですか? それとも計算?」
チャドさんの指先は、僕の頭から下り始め頬を撫でる。
チャドさんの指先が滑ると、肌がゾクゾクとする。
心臓が、ドキドキする。
陽向「ちょっ、ストップです! ストップ!」
慌てて、その手から逃れようと抵抗を示した。
チャド「いつまで抵抗するつもりですか? まさか、また私から逃げてしまうなどとは言いませんよね」
チャド「今日1日、君とは追いかけっこばかりした気がします」
チャドさんの妖しい眼差しから逃れられないまま、僕は静かに唾を呑んだ。
陽向「……もしかして、僕をここに呼んだのはこのためだったんですか?」
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